鍾馗さん

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もうすぐ、完成&見学会のM様邸の屋根に静岡では、ほとんど見なれない置物を取り付けました。この置物、鍾馗さまと言って京都の町家に多く見られるそうです。
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京都の町家は、中二階建ての町家が多く、一階の屋根と大屋根の間の玄関の上たり、道に面してなにやら厳めしい瓦の置物が設置されている。
これが、鍾きと呼ばれる魔除けの置物である。
鍾きは、中国の唐の都長安(現在の西安)の物語に起因する魔除けで、玄宗皇帝の夢の中で、楊貴妃の宝物を盗もうとした小鬼を鍾きが追い払い退治した。その夢から覚めて後、玄宗皇帝の病が癒えたという。この小鬼は、邪気とみられ、それ以後、邪気を払う魔除けとして、信仰された。
日本には、いつの時代に入ってきたのか定かでないが、道教や儒教の教えが浸透する江戸時代に鍾き信仰がみられる。
京都のいいつたえは、文化2年(1805)に大きな鬼瓦を据えた家が建った。すると、向かいの家の娘が原因不明の高熱を出して寝込んでしまった。どのような手当をしても手当の回なく、困り果てていたところ、陰陽師に観てもらったところ、原因は、向かいの鬼瓦にあるらしい。鬼瓦によって跳ね返された邪気がこちらの家の中に入ってきているのが原因だということ。さっそく、京都は深草の伏見人形師に頼んで、邪気払いで効果のある鍾きさんを焼いてもらって、睨み返しとして安置したところ、たちどころに病気が平癒したというもの。この物語は、複数言い伝えられており、主人公が医者の娘であったり、女房であったりするが、大筋は上記のようなものである。
ちなみに京都市上京区には、約1000体の鍾きさんが残っているそうです。


                             駿河 工事課  副島
 


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by suruga_koji | 2007-09-19 20:42 | 木の家
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